ミナキのつぶやき

Dr.ミナキの目線・回診録
たま〜に つぶやきます

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2018/02/13 (火) | -
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先日サスのメンテでRSGに預けられたCB1300SF。



色々話しているうちに、今年はスクールで上手くなって仲間に抜け駆けしたいんでツーリング仕様(本人さんは見た目仕様と言ってましたが・笑)からライディング仕様にしたいというご希望。
オーナーさん的には、リアサスを社外のものに交換し硬くなった事でフロントがずいぶん柔らかく感じるとの事。 フロントに社外のスプリングを入れた方がいいのか・・・3万キロも越えているのでフロントフォークのOHで済むのか・・??というところで迷っている感じです。
今までノーマルに近いネイキッドをサーキットで試乗しても、一般のライダーがフロントスプリングを変えないといけないほど柔らかく感じた事はありません。なのでOHで充分なハズですと話しつつ・・・色々と相談に乗る事に。

まずはという事で、ちょっと跨って見ると・・・
ハンドルが高くてちょっと殿さま乗りになりますね〜。
それに対してステップ高くて後ろ過ぎませんか・・・
フォークは押してみると確かに油面が下がってる感じがありあり・・
リアサスもいい物が付いていますがセットが硬い。
そして一番問題だったのがフロントブレーキにニッシンのラジアルマスターが付けてありましたがそのタッチが・・・(-_-;) 硬い、遠い。







オーナーさんの話にはあまり出なかったのですが、ミナキが一番気になったのがこのブレーキです。ブレーキを制する者がライディングを制するとボクは思っているほど大切なパーツなんですが、これではちょっと怖い・・・(+_+)。
公道では相手の命も守るし、自分の命も守ります。
ライダーさんも怖くて強く握れないとの事だったので、もうノーマルに戻しませんかと提案しましたが何故か話はブレンボマスター装着へ(笑)。
 
そしてステップ位置に対しフォームのバランスが崩れますね・・という事でハンドルを少し低い物に変更することに。

フォークはオイルの劣化と、何より油面下がりが予想できたのでOHするだけで劇的に良くなると判断してスプリングの社外への変更はなしに。(予算をブレンボに取られちゃいましたしね・笑)
リアサスは後付けのショウワサスをミナキが乗ってセッティングする事にしました。


作業が終わりいつものテストコースで走らせてみると、一番の安心感はブレーキ!
微妙な入力調整がしやすいブレンボのマスターは最高です。
まずはネックのブレーキ問題がなくなったので、今度はボクが乗っても硬すぎるリアサスのプリロードをどんどん抜いていき適度にストロークするレベルまで調整。 
そうすると今度は動きが速くなりすぎたので減衰のCOMP側(縮み)を強くして抵抗感を出してやります。

またバラした時に明らかな油面下がりと、オイル劣化を起こしていたフロントフォークも正常だとまったく問題なく機能してくれました。そのうえで社外のリアサスがしっかりして姿勢が前下がりになり過ぎているのでプリロードはスタンダードより4mmほどかけました。


よくサスを動かせたいためにプリロードを極端に緩めるライダーさんがいますが、今度は動きが速くなりすぎて路面からの接地感(グリップ感)がなくなってしまっている事があります。こうなると安心感が無いので思い切って倒しこめなくなってしまうのです。
また同じ理由から、逆に硬い方が接地感が出るのでどんどん硬くしてしまって許容範囲のとても少ない(ストロークをあまりしないので)神経質なサスのセットに行きついているライダーも多いですね。

ストロークの量と、動くスピード(タイヤのトラクション(つぶれ))のバランスを上手くとるのがサスペンションのセッティングです。(旋回性うんぬんはその先ですね)


ハンドルの高さもいい感じで気持ちよく走れるので、止まってはセット変更してはさらに先へ・・・と気が付いたらずいぶん遠くまで・・・(笑)。
もちろん!お客様のバイクでコーナーリングを楽しんじゃったりはしていません!^_^;・・・これはセッティングの仕事です・・・ん、でも今のところセッティングでお金もらっていませんね〜(笑)。


CB1300SFちょっといいな・・・









 


2013/06/26 (水) 23:38 | メンテナンス
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毎年九州のライダーを鈴鹿で走れるレベルに育ててはチャレンジする鈴鹿4耐。
鈴鹿を走ると一皮むけるライダーも多い。
九州から鈴鹿4耐を目指そうって言うほどのライダーはやはり一生懸命だから、今の九州のレベルだとすぐに国際ライダーに昇格してしまって(しまってというのも何だが・・・笑)、九州もRSG内も国内ライダーの人材難だ。
でもやはり夏は鈴鹿だろうという事で、2転3転しながらも今年もエントリーを済ませた。

第一ライダーは、昨年から引き続きホンダドリーム北九州とコラボで出場の岩波史人選手。
昨年からRSG合宿などにも参加し少しずつだが確実にレベルを上げて来ている。6月のサンデーでも昨年のベストを4秒も縮める2分20秒まで行ったが、今年は鈴鹿の中間層(?)が更に増えて順位的には涙・・・していたけど大したもんだ。九州でしっかりレベルを上げたのがそのまま鈴鹿のタイムに出たよね。スポーツなんだから如何に今の自分を超えるか!?これしかない。いきなり速くてその後伸びない選手よりよっぽどアスリートライダーだと思う。

そして第2ライダーは今年関東から九州熊本に移って来た野々山祐也選手。
第2ライダー決定が2転3転する中で、野々山君に決まったのが鈴鹿サンデー締め切りの次の日!(涙) 
なので鈴鹿は初レースが4耐というかなり大変な状況だが、HSR九州、オートポリスをしっかり走り込めば鈴鹿も攻略できる事を先輩たちが証明しているので大丈夫!
もちろん鈴鹿練習には何度か行く予定にしているので、ミナキも同行します。

さて今年はどんな成長を見せてくれるのか、そしてどんなドラマが待っているのか・・・今から楽しみだ。




 










2013/06/26 (水) 13:44 | -
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