全日本選手権にシリーズで出場する申請をしているチームは『年間エントリーチーム』という扱いになり、かなりの確率でピットを割り当てられます。
『かなりの確率』っていうのは、ピットの数が少ないサーキット(筑波)や4輪のビッグレースと併催(6月のAP)だったりするとピットが足りないので、テント村の事もあります。。。 そしてスポット組にはまずピットは回って来ないので色々と不便なこともあります。。
そんな年間エントリーをするという事は『全日本選手権シリーズ』というスポーツ興行にしっかりと加わるということになるので、様々な優遇措置(ピットの割り当て、年間パスの発行、受付の簡素化、車検の簡素化などなど…)を受けられる反面、色々な義務も発生します。
ピットウオークもその一つ。
ピットを割り当てられているチームは観客を楽しませる為にピットウオークに積極的に参加します。
いわゆるファンサービスです。
もちろんチームとしてもスポンサーのアピールやファン獲得のプロモーションとして参加の意義はあります。
長いことレースに関わりなおかつRSG自体がイベント業をやっているので、こういった権利と義務が発生する仕組みは、主催者側と一緒に興行を作り上げている感じが充実感があり好きですね。
このピットウオーク…ライダーも最初は見られる事が嬉しくて嬉々として参加するんですが何度もやるいとだんだん芸能人の大変さが分かってくるようですよ(笑)。
今回は決勝の後だったので岡村も晴れ晴れとした気持ちで観客の前に立てたようですが、決勝前にスケジュールが組んであるピットウォークはなかなか精神的にきついですね。
そして華やかな後にはこの荷物の積み込みが待っているわけです!
芸能人からいきなり長距離運送業者ですよ!(笑)。
今年はトランポが4トンロングなので、どんなトラブルが起こっても対処出来るように、持っていってける物は全部持ってけ〜! みたいにショップの物をがっさり持って行ってるのでその分積み込みが大変です。
実力を発揮出来る環境、勝てる環境を、少しずつ揃えて行くと荷物は際限なく増えて行きますからコストとのバランスが難しいです。
イベントでもレースでも、トランポへの荷物の積み下ろしをもう25年以上も繰り返してますが、あと何回位やるんだろうか…笑。
昨日の夕方仙台を出てやっと広島までたどり着きました…もう一息だ、がんばれ俺たち!
山口辰也選手のニューGP2マシンはモリワキフレームのようです。
やはりレース用に作られたマシンは雰囲気がありますね。
そしてお金が掛かってる雰囲気もあります。。。
こんなマシンを見られるのも全日本ならではです。
最近はニンジャ250に始まり、CBR250Rの発売とミドルクラスが少しずつ面白くなって来てますね。
こちらはレストア(?)中のVTスパーダ。
これでSPAのレースやサーキット走行を楽しむ予定のYさん。マシン作りも楽しいですねよ〜(^_-)-
10万くらいで買ってきてレースが楽しめたら最高です。
流石にフロントフォークオイルは変な匂いがして別のものに変化していました(笑)。
インナーパイプに若干錆が出ているのでとりあえず研磨して様子を見ることに・・・。
油面とオイル番手の変更とイニシャルァジャスターを取りつける予定。
スクールの中でボクも乗って見たいですね〜
そしてこっちは選手権に参戦している翔太のVTR250のリアサスとスパーダとNSR250のサス。
選手権を走る高校生ライダー翔太の今年は、お金をかけずまずは17インチに慣れよう!というのが目的でしたが、流石に彼の走りのレベルにVTRの「足」が悲鳴を上げています(^_^;)。
いつも底付き状態なので最終戦に向けてチーム員が持っていたバラバラになったNSR250のサスをOHしてを装着してみます。
セット長も7mmほど長くなるので、フロントに荷重不足のVTRにはいい方向でしょう。
まぁ走らせて色々セットしないといかんでしょうが・・・ユースライダーは何でもそれなりに乗っちゃうからなかなか難しいんです・・・・^_^;
ミナキのレースデビューもSP125というクラスにRZ125で出場した所から始まります。
『パワーの無いマシンをどう走らせるか』は・・・『パワーをどう使い切るか』・・・という事に繋がります。
ライダー翔太は悔しいでしょうが、ポテンシャルで勝るニンジャ250を追いかけているこの1年で彼は間違いなく成長している事でしょう。
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