ミナキのつぶやき

Dr.ミナキの目線・回診録
たま〜に つぶやきます

一定期間更新がないため広告を表示しています



2018/02/13 (火) | -
- | -
 『鈴鹿病』・・・《感染源》 鈴鹿4耐&8耐ピット&パドック側。
                鈴鹿耐久に参加したチーム員が感染することが多い。
                *特に遠征の距離が長ければ長いほど、準備期間が長ければ長いほど         
                  感染力が上がると思われる。
      
         《症状》  虚脱感・ボーッとする・すぐ眠くなる・すぐ来年の鈴鹿の話をしたがる

      《潜伏期間》  チェッカー後48時間位

      《発症期間》  2日〜1週間位 

      《治療方法》  素早く鈴鹿の荷物を片付ける・次のレースの話をする・鈴鹿は無かったこと    
                にする
 
      《ワクチン》   なし
 
       《後遺症》   鈴鹿禁断症状

RSGではこんな病気が蔓延しているようです。



そんな感染源の鈴鹿4hの現地レポートです!



水曜日に鈴鹿入りし、スポーツ走行、公式練習などをこなしいよいよ予選です!

エントリーの60台が一度に出走するので数周で周回遅れが発生すると思われる予選。

コースを熟知しているわけではないRSGwithフィービーの2人のライダーを周回遅れが出る前にいいリズムで走らせらせるために一番にコースインさせたい。
そこでスタート前チェック場に一番に並べます。他チームの動きを見ていたら1時間半前には早くも動き出すチームが・・・。慌ててダッシュ~!



4耐のタイヤは予選1セット、決勝1セットというレギュレーション。
決勝グリッドを決めるのは第1ライダーと第2ライダーの合算タイム。
昔はチームでのベストタイムで決まっていましたが、今はよりチーム力が問われる予選の仕方になってます。そして第2ライダーの予選が最初にあります。

この時点での第1ライダーの岡村選手と第2ライダーの蒲谷選手のベストラップの差は4秒あったので蒲谷選手に頑張ってもらいつつも、ベストラップでトップクラスにある岡村選手にいかにタイヤを温存した状態で渡すかが重要です。 

【タイヤの特性もあるでしょうが、ここまでの数回の練習ではタイヤのグリップに任せる形でしかタイムが出ていませんでした。時間が少なくコース攻略と車体セットがまだまだでした・・。】

ということで蒲谷選手に託した予選パターンは、3つ。

・ベストの2分24秒台に入ったら(過去に1度だけ記録)蒲谷選手の仕事は100点満点で終了!で   
 ピットイン。

・2分26秒を切れな場合、でも計測7周で無念のピットイン。

・26秒を切れず7周を走行。しかしもし全走者に引っ掛かっていたなどで明らかに次のLAPにタイムアップが狙える場合のみ2周の延長LAP。

『蒲谷選手が頑張れば頑張るだけ岡村選手の負担が減り、調子が上がらなければ岡村選手にすべてを託すという作戦ですので、どちらにしても起点となる蒲谷選手へのプレッシャーは大きかった事でしょう。
予選での転倒のリスクもありましたが、決勝でトップから1周半遅れの97周を目指していたRSGwithフィービーは前半にいかにトップ集団に付いていくかが大きなポイントだったので予選で後位に沈むわけにはいかなかったのです。』


いざ予選開始!!

ピットロードを一番に飛び出す蒲谷選手。1周目にコントロールラインも1番に通過。 計測開始!
最終コーナーを抜け計測1周目。
なんと!! 2分23秒0!!
ピットは騒然でした・・。 ベストを2秒縮めるスーパーラップです。

ここでピットでは迷いが生まれました。 耐久ウイークに入ってからも少しコース攻略に苦労している感じだった蒲谷選手が1周でこのタイムを出すのは想定外だったからです。
事前の打ち合わせ通りならピットインですが、いつもじわじわとタイムを上げて行くタイプのライダーなのでもう数周あれば更にタイムを削れるでしょう。
本人もタイムは確認しているでしょうから、もしライダー判断でもう1周するならそれもよし・・。
ピットインしなければ『P2』(2周後にピットイン)のサインを出してさらに走らせよう。という事になりました。



しかし当初の予定通り蒲選手ピットイン。
ミナキの「どうまだ行ける?!」の言葉に「いやタイムを縮めてもあと0.5秒でしょう・・」との返事。
今から出てもクリアラップでは走れないので、ここで第2ライダーの予選は終了としました。

この時点では3番手のタイムを出していたので他のチームは不思議そうにピットを後にするボクらを見ていました。(それはそうでしょうね30分の予選のうち7.8分しか走っていないんですから・笑)

しかしタイヤは皮むきが済んだほぼ新品!!
第1ライダーへつなぐ200%の仕事でした。
ピットとしては後2周位させてあげたかったという悔いが残りましたが・・。

 
そしていよいよ第1ライーダーの予選です。

今度はIRF(磐田レーシングファミリー)にスタ前ポールを取られました(笑)。
1時間半前に並べに行ったらもういた(!)。 オフィシャルもちょっと迷惑そうだったとか・・。



走行前何を思う・・。



第2ライダー予選のリザルトを見ると、他のチームはほとんど30分フル走行していました。いくら第1ライダーと言えどもユーズドタイヤではそれほどのタイムは望めないでしょう。
岡村選手がベストに近い走りをすれば予選ひとケタも十分可能なポジションにいます。


そしてコースイン!

岡村選手のシケインの走り。
乗れている様子が画面でもわかりました。



岡村選手100kmで記録したベストラップを0.7秒更新し、クラス2番手(ゼッケン57)。
蒲谷選手から引き継いだバトンを岡村選手はしっかり結果に導きました!

総合予選結果 9位。 まずはひとケタに食い込みました。
ライダーのトータルタイムの予選なのでこの順位が今回出場しているライダーのライディング部分の順番と言ってもいいでしょう。
これに、ライダー&タイヤ&マシン3つの持久力、そしてピット作業とトータルなチーム力が加算されて4時間後の結果となります。

さていよいよ明日は決勝。
天気予報は梅雨入り中の40%曇り・・。 微妙〜 
まぁやるだけですな・・・・



ここで鈴鹿の風景を少し・・・


遠く大分から応援に来てくれたRT JINの2人。
ありがとう〜! 力になりました。 丸ちゃんそんな恥ずかしがらんでも・・。



今回15年ぶりに来た鈴鹿耐久。 ミナキはグリップではなくキーを叩く。
本当に決勝日直前までラップチャートの変更などいろいろやりました。
グリップ回す方が楽だな〜。


チームライフに借りたヘルメットドライヤー・・??に改造た掃除機みたいなやつ。
すごく乾くけど、すごくうるさかった・・笑。 西〇くんありがとうー!


8ウイークは生活です。 昔の全日本はもっと生活感がありました。夕方になるとピットには炊けたご飯の匂いがあちこちで・・・。選手村みたいでしたね(懐かしい)。

うちのすぐ前にはハルクプロのレストルーム。 山口選手のツナギかな・・。



モチュールブースは住みたくなりそう。


8耐ならではのアイテム。


4耐は国内ライダーだけのレースですがパドックはカラフルなテント村が出来てます。
8耐組はピットです・・羨ましい。 鈴鹿でテント生活は20年ぶり??


そして我が家から、間借りのピットへは毎回のお引越し。
結構大変です。



地元で作る暇がなく現地で即席ストップボード。
まだ製作途中です。  何に見えますか・・?

製作責任者のアヤメカいわく、『お帰りなさい!』のドアをイメージしたとの事。
さすが女の子?!


これもアヤメカのカッティング作品。RSGの看板犬? コムギも一緒に4時間走りました。



RS125を駆るライダーでもあり、国際ライダー東野賢悟選手のメカでもあるアヤ。
今回も大活躍です。


今年になりRSGwithフィービーのメカに精を出すキャッチャーこと田中君。
ライダーでもあるので頼りになります。


今回は計時&ピットサインマンとの通信を担当した福ちゃん。
御苦労さま。(なんかカッコよすぎ・笑)


岡村選手の信頼する竜一メカ。
今年から選手権を手伝ってくれている。どうしても来たいと駆け付けた。


ヘルパーのMIKIチャン
しっかり蒲谷選手のサポートお疲れ様でした!


ミナキのPC相談役から、給油&タイや交換でも積極的に動いてくれたケンゴ。
現役の国際ライダーだからこそのシビアさが助けになった。


RSGwithフィービーのチームDr.&トレーナー オソザキDr.さん。
今回は4耐そして8耐参戦のBEETレーシングのコンディショニングも急遽頼まれ大忙しの2間でした。

わきに抱えるは秘密のドリンク?!


RSGのスクールでインストラクターを務める中村インストもスタッフとして参加。
それこそ93年に8耐でペアを組んだ仲です。
今回はカメラマンとしても大活躍でした。このレポートがあるのも彼のお陰。





耐久の夜のピットはきれいで、次の日に向ける想いが漂っていて僕は好きです。
ほとんどの8耐チームが明日の予選に向けて最終チェックの事でしょう。



そのなかで明日のウエットレースに備えタイヤ交換の練習を、実際の場所で最終チェックです。





とりあえずやれる事は全部やりました。
後は明日に備え休むだけです・・・。


4耐決勝前夜・・・


《つづく》



























  
       


2009/08/12 (水) 11:11 | -
- | -
1