ミナキのつぶやき

Dr.ミナキの目線・回診録
たま〜に つぶやきます

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2018/02/13 (火) | -
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今日は羊の話を一つ・・・ではなく冷や汗『メリハリ』とは・・?という話。
走り方に『メリハリ』がないと言われたことありませんか?
走りにメリハリを付けると言っても言うのは簡単ですが、なかなかメリハリのある切れのある走りというのは難しですよね〜。
簡単に言えば【減速】【旋回】【加速】の3パートが短時間で的確に出来るライダーはメリハリがあるように見えますグッド

『ライディングは出口から考えるべし』といのが私の持論ですが、その法則で考えると鋭い『加速』をするためにはしっかりした『旋回』が必要ですね。そしてその『旋回』に不可欠なのが『いいフルブレーキング』なのです。
この第1パートの『減速』がしっかりできないためにすべてにメリハリがなくなっているライダーが多くいるようです。
バイクはフロントフォークがある程度沈み込んでいないといい旋回(小さく曲がる)をしてくれません。当然体重をかけても沈んではくれないのでブレーキングによって沈んだ状態(トラクションが掛った状態)を維持しながら旋回につなげるようなブレーキングが必要です。
逆にスムーズにバンキングに入れないようないつまでも握りこんでいるようなブレーキングではだめですしバッド、かと言ってフォークの沈みが解放されてしまっているようではいい旋回には繋げられません。
この『いい旋回』につなげるような『いいブレーキング』ここがミソなんですね嬉しい

ライディングはハイスピードで行うスポーツなのでイメージ(感覚)が重要になります。
早く上達するためには、正しいライディングのイメージ(感覚)を作ることです。
それには・・

・実際にライディングすることジョギング【反復練習】(神経)
・正しいライディングの方法論を頭に入れることしょんぼり(思考)
・他人や自分の走りを見ること見る(視覚)

この3つが大切ですね。

とくにサーキット走行においては二つ目の『思考』にあたる『ライディングの考え方』を変えるだけで劇的に走りが変わったりします。

では話を戻しますが、コーナー前のブレーキングをしている時!今まさにその時、あなたは何を考えていますか??  

多くののライダーが

『ウォー止まれ〜止まった・・びっくり』とか
『ウォー抜いたれ〜抜けた・・怒り』とか
『ウォーとにかく突っ込めーありゃ〜泣き顔ガタン ガタン ザクッ』

とかじゃありませんか?

ここで1つブレーキング中の思考改革をしましょう!
ブレーキングの前半は『スピードを落とすためのブレーキングだ!』と考えながらブレーキをしてみてください。
 *ここでは思いっきり急制動です。
ブレーキの後半は『旋回のためのブレーキングをしよう!』と意識してみて下さい。
ブレーキング後半になっても止まることに思考が向くようではだめなのです。
*自分が何を思考しているか、感じているかを客観的に観察出来ると上達は早いですね。

『いかに止まるかではなくいかにいい状態で(ブレーキレバーを)離すか』これがライディング上達の極意の一つです。

*初心者はまずしっかり止まれることが前提ですよ〜楽しい



【ライディング理論 使用上の注意】
ライディングを文章で説明するのは限界・・というか無理があります。
同じコーナーでもライダーによりアドバイスの内容も変わりますし、それがライディングセオリーと正反対のこともよくあることなのです。
必ずライディングDr.に処方箋をもらうことをお勧めします(笑)。









2008/05/12 (月) 14:41 | レクチャーONブログ
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掲示板で太郎さんの『壁です〜冷や汗』という切実な書き込みがありました。
掲示板の続きになりますが、サーキット走行を続けるとどんなライダーでも初走行より10回目の方がスムースに走れるようになりタイムも上がります。これはコースに慣れていくのと、バイクを操作するライディング感覚(バンクさせたり、ブレーキが強くかけれたり、シフトアップ&ダウンが自然にできたり・・こういった一連の操作が無意識出来る感覚)に熟練したため。レベルの差こそあれどんなライダーでもそうです。これが峠などで既にライ感を掴んでいるライダーはあとはコース攻略にだけ集中力を使えばいいのでライ感に優れたライダーだと初めてで50秒を切って走ることもあります。
でもこのライダーもやはり壁にぶつかるんですね濃霧。面白いのはこんなライダーはどうしても48秒に入らなかったりもします。初めてのタイムと壁と思われるタイムが1秒くらいしかないわけです。
太郎さんが何秒から始まったのかは分かりませんが、走るたびにタイムが縮まる楽しい時間楽しいは間違いなく長かったことと思いますねラブ。それにじっくりタイムを詰めていっているライダーの方がやはり考えている時間が長いので体に自分のライディングのデータを沢山蓄積しているはずですから先の楽しみも大きいのです。

ではこの走りの壁を越えるためにはどうしたらいいか??
まず漫然と走る走行時間を減らすことです。どんなスポーツでも、走りこみ、投げこみ、振りこみ、泳ぎこみ、という言葉があります。これは回数をこなすことでその動作でしか鍛えられないそのスポーツ用の体を作ること、そしてその動作をつかさどる神経の鍛練(体は脳・神経が動かします)です。そうして選手は動かす感覚(神経)と対話をしながら自分に合ったより効率のいい動きかたや力の使い方を探していくわけです。
この『走り込み』と『ただやみくもに走る』のとはずい分ちがうわけですジョギング

みなさん覚えがあるでしょうが、はまっている時ってこんな感じですよね・・
「ヨーシ!この周はいいぞ!怒り」     「え〜なんで〜っびっくり
「こんどこそいけてるはず〜!パンチ    「うそやろ〜冷や汗
「これでどうだ!!ショック」       「ありえんし・・撃沈」 
こんな感じで最悪なのは、はまった状態でタイム(結果)を求めて走ってしまうことなのです。

どんなに走ってもタイムが伸びない・・どころか落ちていく(これ悲しいですね・・)これは壁だなと思ったらそれが最初の壁なら、まず「俺も(私も)成長したな〜拍手」と自分で自分をほめましょう(笑)。
*これは1年に2,3回しかサーキットを走らない人には当てはまりませんバッド

そして次のステップのためにまずタイム計測をやめてみましょう。同伴者がいれば計測してもらうのはOk。そうすれば自然にライディングに集中することが出来ます。
そして一日の走行はよく走っても3本にとどめ、1,2本目はノータイムで走行し、今までの自分で思ういい走り方をイメージしたり、インストラクターに指導されたところを自分なりに試してみます。
そして3本目に15分間くらいだけ(集中力が持つのはこの程度です)前の2回の走行で気をつけて走った事を頭の片隅に置きながらあまり何も考えずにタイムアタックをしてみましょう怒り。しっかり集中して走れれば邪魔な恐怖感も少なくなりますし、当然マシン、タイヤの動きに敏感になるものです。
出来れば最後に10分程度集中力を解いて(1周ほどペースダウンしたあと)リラックスした状態で今の走りを分析して走ってみてください(シンキングラップ)。

モータースポーツは、他のスポーツと違い「恐怖」という生存本能と折り合わせをつけながら上達しなければなりません。その折り合わせのためのツールは、同じことを繰り返せば怖くないという『反復練習』と恐怖を緩和させる『集中力』でしょう。
この『集中力』をタイム表示板を凝視すること見るに使うのではなく走り・・ライディングに使ってみしょう!

「考えて走るって、いけ〜!くらいしか考えられないです〜しょんぼり
「そ・そ・そうですか・・冷や汗」   「でも大丈夫!!グッド
「それは何を考えたらいいかまだ《いい走りのイメージ》がないからでしょうね男
「そんな時は、RSGのスクール、SPAの各種スクール、バイクブロススクールそんなスクールが手ぐすね引いてあなたを待っているじゃないですか楽しい

最後に集中力はライダーのモチべーションにも大きく左右されます。
目標とはモチベーションを高めてくれるいいツールですが、「レースに出てみる」「次のレースは上位入賞だ!」こんな目標はサーキットにおいてとてもいいモチベーションUPになりますね。
ただモチベーションが上がりすぎると行き過ぎる(転倒)ということが起こりますから
レースに出るにはそれなりの準備と心構えが必要ですが・・。

僕としては、
「何かスポーツとかやってますか?」の問いに
「ああ・・ジョギングとモータースポーツをやっていますよ楽しい
*レースに出なくたってレベルアップを考えたとたんにそれはスポーツです!
普通にこんな風に言えたらカッコいいかなと・・。そんな余裕のある社会になってもらいたいと思う今日この頃です。モータースポーツは生涯スポーツなんですから嬉しい
モータースポーツ


レースのスタートでの集中した感じがたまりませんね・・。

RIDING Dr.MINAKI








2008/04/01 (火) 14:13 | レクチャーONブログ
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モータースポーツいよいよ2008年RSGのスクールがSPA直入でスタートしました!!
今年も『安全に、速く、カッコよく、そして永く』バイクライフを楽しんでもらいたいものです楽しい
今年もSPAでのRSGスクールでは『スタート練習』と『テーマ走行』のどちらかを選択してもらっています。この『スタート練習』は昨年からやっているものですがライダーの感性がよく出るメニューでなかなか面白いですね見る
ふだんから慎重な人は回転の上げ方も低いし丁寧にクラッチミートをします。
思い切りのいい人は、フロントを高々と持ち上げてしまって慎重な人に抜かれたりしています悲しい
スタートはいかにエンジンパワーを上手に後輪に伝えるかですが、この駆動感(加速感)を敏感に感じられるライダーは上達が早いですね。操作の修正が早いわけです。
うまくスタートが出来ないライダーには「フロントをアップ上向きさせよう!」と思いながらスタートをしてもらっています。駆動感に鈍いライダーでもフロントタイヤ(フロント周り)が軽くなって接地していないことに気が付かないライダーはあまりいないでしょう!?たぶん・・・

実はこんなことがありましたあるスクールでのビデオ撮りでの出来事。
JM「タイヤ滑ってましたね〜楽しい」    ライダー「えっ滑ってませんよ!怒り 」   JM「滑ってましたって!冷や汗」    ライダー「え〜っ冷や汗滑っても気がつかないことってあるんですか??びっくりびっくり」    JM「え〜っ冷や汗あるということでしょうね・・・ピピピ」余談でした・・・

600、1000ccであれば7000〜9000回転くらいまで回転を上げてクラッチミートして発進し、クラッチを少し早めに離し気味にすればすぐにフロントは軽くなります。発進と同時に離し気味にすればさおだちになりますが発進時はかなり半クラッチ、その後クラッチを早めにつなぐ意識をしてやればフロントは浮いてきます。その感覚を覚えて浮くか浮かないかのところで加速をし続けてやれば結構いいスタートになるものです。やりすぎた所から戻ってくる方が早く上達するものです。(コーナーリングはそう簡単にいきませんが・・・)
これを覚えたらフロントを浮きにくくするためにステアリングヘッドのところに体重を乗せてやるように前傾すれば更にいいスタートが出来ます。
最後は一番難しいクラッチミートの瞬間ですがこれはここで書くのはもったいないのでサーキットでのお話にしましょうマル秘・・・てゆうかちょっと書くの疲れちゃったのさパクッ






2008/03/11 (火) 18:35 | レクチャーONブログ
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